収納は「広さ」より「場所」で決まる?
家づくりを考えていると、
「収納はできるだけ多くしたい」
と思う方も多いのではないでしょうか。
もちろん、収納する場所が足りなくて物があふれてしまうのは困ります。
しかし、大きな収納をたくさんつくれば、必ず片付けやすい家になるとは限りません。
収納を考えるうえで大切なのは「広さ」だけではなく、「どこにつくるか」です。
今回は、毎日の暮らしを少し楽にするための収納計画についてご紹介します。
使う場所としまう場所を考える
例えば、帰宅して脱いだコートを2階のクローゼットに収納するとします。
毎日きちんと2階まで持っていければ問題ありません。
しかし、忙しい日が続けば、玄関やリビングの椅子に掛けたままになってしまうこともあると思います。
子どもの通園・通学用品や、毎日持ち歩くバッグなども同じです。
収納を考えるときには、
「何を収納するのか」
と一緒に、
「それをどこで使うのか」
まで考えてみることが大切です。
使う場所と収納する場所が近ければ、出した物を元に戻す負担も小さくなります。
大きな収納ひとつですべて解決するとは限りません
大きなファミリークローゼットや納戸があれば、たくさんの物を収納できます。
とても便利な収納ですが、それだけですべての物が片付くとは限りません。
玄関で使うもの。
洗面所で使うもの。
リビングで使うもの。
キッチンで使うもの。
家の中では、それぞれ違う場所で違う物を使います。
そのため、大きな収納を一か所につくるだけでなく、必要な場所に必要な量の収納を設けるという考え方もあります。
「出す・使う・戻す」が簡単にできることが、片付けやすい家につながります。
子どもの成長と一緒に収納する物も変わります
子育て中のご家庭では、子どもの成長によって必要な収納も変わっていきます。
小さいころは、おむつや着替え、おもちゃ。
保育園や学校へ通うようになれば、バッグやランドセル、学用品。
さらに大きくなれば、部活動や習い事の道具なども増えていきます。
家は長く暮らす場所です。
今の生活だけに合わせて収納を決めるのではなく、
「5年後、10年後には何を収納しているだろう?」
と少し先の暮らしを想像してみることも大切です。
青森では「冬の収納」も考える
青森で収納を考えるなら、ぜひ冬の玄関を想像してみてください。
コート、長靴、ブーツ、手袋、帽子。
雪かきに使う道具や、お子さんがいれば雪遊び用品などもあります。
夏には十分に見えた玄関収納でも、冬になると物でいっぱいになることがあります。
また、雪で濡れたものを室内のどこへ持ち込むのかということも考えておきたいところです。
一年の中で一番物が多くなる季節を基準に考えてみると、必要な収納量も分かりやすくなります。
収納計画は暮らし方から考える
収納は、間取りをつくったあとに余った場所へ設ければいいものではありません。
朝起きてから夜寝るまで、家族がどのように家の中を動くのか。
帰宅したら、コートやバッグをどこへ置くのか。
洗濯した衣類をどこへしまうのか。
子どものおもちゃはどこで使うのか。
こうした日常生活をひとつずつ考えていくと、本当に必要な収納の場所が見えてきます。
収納計画は、単に「物をしまう場所をつくること」ではなく、毎日の暮らしを整えるための計画でもあります。
長く使いやすい収納を一緒に考える
家族によって、持っている物も暮らし方も違います。
そのため、すべてのご家庭に合う収納の正解があるわけではありません。
建築成多では、間取りだけを考えるのではなく、ご家族が普段どのように暮らしているのかを伺いながら家づくりを考えていきます。
「片付けが苦手だから、新しい家では片付けやすくしたい」
「子どもの物が増えて困っている」
そんな身近なお悩みも、家づくりを考える大切なヒントになります。
新築・建替え・リフォーム、それぞれの暮らしに合った方法を一緒に考えていきましょう。
